ノルウェー のワーキングホリデービザ 申請から許可が下りるまでの流れ

Hei!こんにちは!当ブログへの投稿も長らく時間が空いてしまいました。
実は、2021年10月下旬にノルウェーに引っ越しをしました。


今回は、ノルウェーのワーキングホリデービザの申請から許可が下りるまでの流れに関する記事です。
状況が状況なので、タイムリーな情報であること、あくまで私の体験談ということ、また、ビザや入国制限に関するお問い合わせ、コメントは返信致しかねますのでご了承ください。

色々と情報を集めるのに、ノルウェー/日本政府、移民局などの公式サイトを確認するのはもちろんですが、過去の経験を投稿されていた方の記事も参考にさせていただいていました。
そういうこともあり、この記事が少なくても日本全国1名の方には参考になるかなと思い、まとめることにしました。

ノルウェーへの入国については、また別の記事で公開する予定です。

※正式には、「ワーキングホリデービザ」ではなく、「滞在許可(Residence Permit for Working Holiday)」という名称です。
厳密にはビザと滞在許可の概念は異なりますが、ここでは分かりやすいように「ワーキングホリデービザ」と表現しています。

ビザ申請から許可が下りるまでのスケジュール

まずは、ビザを申請してから許可が下りるまでのスケジュールです。

・2021年3月 ビザ申請のための書類集め
・2021年4月上旬 UDIのApplication Portalでビザ申請
・2021年4月中旬 VFSノルウェー申請センターで申請書類原本を提出
・2021年5月〜8月 アプリケーションがプロセスされるのをひたすら待つ
・2021年9月上旬 ビザ(滞在許可)が下りたというメッセージが届く
・2021年9月下旬 ビザ(滞在許可)が下りたという正式の書類が届く

準備を始めてから渡航まで約半年かかりました。
待っている間はスケジュールが立てられなくて困りましたが、なんだかんだあっという間でした。

ざっと箇条書きにするとこのような流れですが、合間合間で細かい手続きもありました。

以下で詳細を説明していきます。

ビザ申請の書類集め

そろそろノルウェーのワーキングホリデービザを申請しようかと思い始めたのが、2021年3月頃。
その頃は、例外を除き日本からノルウェーへの入国は認められていませんでした。


一見、入国できなくても、ビザ自体は問題なく取得することができるのかなと思いきや、一部のビザを除き、ワーキングホリデービザを含む多くのアプリケーションのプロセスが停止されている状況でした。

当時の心境として、「入国制限はまだまだ続くだろう」「仮に国境が開いても、ビザの許可が下りるまでに相当の時間がかかるだろう」「かと言って、今申請しても手続きが進められるわけでもないし、返って面倒になったら嫌だな」など、申請するかしないかで迷っていました。

書類関係で確認したかったこともあったので、一旦移民局(UDI)に相談してみることに。

返ってきた回答は、
「住んでいる国の大使館やビザセンターがビザ申請を受け付けている限り、申請自体はできる。しかし、アプリケーションは進められないので、保留になるだけ。それを踏まえて好きな方を選択して。一番確実なのは、アプリケーションのプロセスが再開したら、ビザ申請を行うこと」でした。

日本人がノルウェーのワーキングホリデービザを申請する場合は、基本的にUDIのApplication Portalでの申請手続きに加え、VFSノルウェー申請センターで書類の提出が必要です。
どちらも申請自体受け付けていることが分かったので、列に並ぶという感覚で今のうちに申請だけしておこうという結論に至りました。

早速、書類集めから行うわけですが、UDIのWebページに記載されている必要書類を集めれば問題ありません。
ただし、抽象的な表現に色々と迷ったのも事実。
なので、ここでは一部迷った書類をピックアップして、具体的にどのようなものを用意したか紹介します。

ビザ申請の基本情報は、UDIのチェックリストや、以下の記事を参考にしてください。

住民票(英語訳)

日本に住んでいる場合、住民票の提出が必要であることはUDIのチェックリストに記載されていなかったのですが、「日本に住んでいること」という条件が記載されていたため、住民票を取得するべきか少し迷いました。

確かにパスポートだけでは日本に住んでいることが証明できるわけではないので、VFSノルウェー申請センターに問い合わせをしてみることに。

VFSノルウェー申請センターは、あくまでビザ申請のための書類を受理するだけであり、書類についての質問は受け付けていないことは知っていたので、「皆さん住民票は提出されていますか?」と質問してみました。

返ってきた回答は、「確かにチェックリストには必要書類として住民票は含まれていませんが、提出している方はいます」とのこと。

確実に書類を提出したかったので、結局住民票(英語訳)を提出することにしました。

私が住んでいた自治体の市役所では、英語訳は受け付けていなかったので、日本語の住民票を取得してから、翻訳会社に翻訳してもらうことに。
(多分自分で翻訳しても問題ないと思いますが、正確さと時間を考え、プロにお願いすることにしました)

利用したのは、WORLDWIDE TRANSLATIONSという会社。
現在は、行政書士事務所という名称に変わっているようです。
翻訳機関として認定されていて、低価格+スピーディーな対応だったので、とても満足です。

健康証明書

ノルウェーに住むにあたり、健康上の問題がない(入院が必要な健康状態ではない)ことの証明が必要です。
海外渡航用に健康診断を行なっている医療機関もありますが、私の場合、地元のかかりつけ医にお願いすることにしました。

一般的な健康診断(身長、体重、尿検査、視力、聴力、X線、血液検査など)を受け、クリニックが用意しているフォーマットで英文の診断書を発行してもらいました。
診断書には、「健康診断上での身体的問題なし」という文言と、医者の署名も書いてもらっています。

チェックリストにも細かく指定されているわけではないので、一般的な健康診断の項目を受け、英語で確認できれば問題ないかと思います。

残高証明書


残高証明書については、特に迷うことはないとは思いますが、参考程度に。
楽天銀行や三菱UFJなど、複数の銀行口座を持っていましたが、当日その場で発行してもらえる理由から、「ゆうちょ銀行」で発行してもらうことに。

ただし、英文で発行はしてもらえますが、対応しているのは「日本円」での記述のみ。
(以前までは米ドルでも対応していたようですが、廃止されていました)

ノルウェーのワーキングホリデービザ申請のための残高証明書は、求められている金額以上であれば、日本円表記でも問題ありません。

滞在場所証明書

つぎに、ノルウェーで滞在する場所の証明書についてです。

キャンセル無料のホテルを予約し、その予約表を提出される方が多いようですが、私の場合、すでに同居予定のパートナーがいたので、パートナーにリファレンスの作成をお願いしました。
この滞在場所証明書についても、細かい規定がないので迷いましたが、以下の記述で特に問題ありませんでした。

・パートナーの名前、住所、連絡先
・リファレンス人(私)の名前、住所、連絡先
・リファレンス人がいつから滞在する予定で、それを許可しますという文言

ホテル予約表の方がかんたんかと思いますが、あとで住所変更するのも面倒なので、私のように同居する人がいれば作成に協力してもらうのも良いと思います。

海外保険

ワーキングホリデービザでは、ノルウェーの国民保険に加入ができないため、滞在中医療費をカバーできる保険への加入が必須です。

今回悩んだのが、入国日が全く定かでなかった点ですが、私が加入したドイツの「ケアコンセプト社」の保険は、入国前であれば加入日の変更やキャンセル(ビザが下りなかったなどの理由が必要)が可能でした。

現に1度、ビザの許可が下りないまま加入日を迎えてしまいそうだったので、加入日の変更をリクエストしましたが、スムーズに対応してくれました。

ドイツの会社と言っても、シェンゲン協定を結んでいる国で適用(つまりノルウェーの滞在中でも適用)される、申し込み窓口は日本語対応あり、比較的安価、コロナウイルスに罹ってもカバーしてくれるなどの面で満足しています。(まだ病院にかかっていないので、利用感は分かりませんが)

人によって状況も変わると思うので、しっかり調べたうえで納得できる会社に申し込むことをおすすめします。

ビザ申請

書類が揃ったら、ビザ申請の手続きです。大まかに、以下の2つのステップが必要です。

・「UDIのApplication Portal」で申請手続き
・「VFSノルウェー申請センター」で書類提出

また、諸々と料金が発生します。

UDI Application Portalで申請

UDIのWebページより、以下の流れに沿って行います。
2021年4月時点での申請方法、かつ、日本在住で日本から申請する場合の方法です。

step1
1. Want to applyをクリック
step2
2. Japanと入力
step3
3. Work immigrationをクリック
step4
4. Exchange programmes, culture and organizational workをクリック
step5
5. Working holiday for young adults from Japanをクリック
step6
6. How to applyをクリック
step7
7. No, wish to apply from abroadを選択
step8
8. Japanと入力
step9
9. Go to the application formをクリック
step10
10. 質問に従って入力、確認、提出
step11
11. 申請料の支払い(6300 NOK)
step12
12. 申請完了


基本的には、流れに沿って進めていけば問題ありません。
支払いまで完了すると、完了した項目と、次のステップ(書類の提出)の画面へ切り替わります。

VFSノルウェー申請センターで書類提出

ノルウェーのワーキングホリデーは、オンライン申請に加えて直接書類を提出することが必須です。
以前は、在日本ノルウェー大使館がビザ申請の窓口になっていましたが、現在は、VFSノルウェー申請センターで書類提出を行います。

また、VFSノルウェー申請センターが書類を受理した後、北京のノルウェー大使館に書類が送られ、そこでアプリケーションのプロセスが行われます。つまり、時間と料金がかかるわけですね…。

書類提出のため、VFSノルウェー申請センターへアポイントメントの予約をします。

オンラインで予約が取れるはずなのですが、システムエラーにより予約ができなかったので、メールでアポイントメントの予約を受け付けてもらいました。
コロナウイルスの影響もあり、平日の午前中のみの受付でしたが、直近の日にちで予約が取れたので、空いているようでした。

場所は、浜松町駅から徒歩5分ほど。

building1
building2

中に入ると、荷物チェックをされ、窓口に通されます。
あとは、説明を受けながら、書類を提出するのみです。


しかしここでも諸々手数料が発生します。以下が大まかな内訳です。

・VFSでのサービス料:3,000円
・北京までの書類郵送料:8,000円
・申請結果の受け取り料(自宅まで郵送):2,000円

以上でワーキングホリデービザの申請手続きがすべて完了です。
申請だけで、10万弱支払いました。笑

ここで余談。
お隣のデンマークもスウェーデンも日本とワーキングホリデーの協定を結んでいますが、両国ともオンラインで申請が完結するだけでなく、申請料も無料です。(2021年4月時点)

電子化が進んでいるノルウェーですが、このビザ申請方法はぜひ見直して欲しい。
セキュリティの関係など色々あるのだとは思いますが、受け付けている側も面倒では?と感じました。

とは言え、ノルウェーのやり方に従うしかないので、手間と料金を払ってでも行きたい人は、割り切るしかないですね。

アプリケーションのプロセス再開から結果受け取りまで

ひとまずビザ申請を済ませたので、ゆっくり準備しつつ、2021年内にはノルウェーに渡航できたら良いなと思っていました。

プロセスが再開されるのをひたすら待つことしかできませんでした。
UDIから2週間ごとにアプリケーションの進捗状況のメールが届くのですが、毎度毎度届くメッセージは、「Your application for a residence permit is still waiting to be processed 」と言うだけで、全然進展なし。

1ヶ月ごとに情報が更新されるUDIのWaiting timeページを見ても、ワーキングホリデーのアプリケーションプロセスは停止中。いつ再開するか不明。と言う文言ばかり。

しかし、2021年8月中旬、ふとUDIのWaiting timeページを眺めていたら、以下の文言を発見。

「We process applications for residence permits for working holidays, regardless of whether the applicant is exempt from the entry restrictions or not.」


プロセスが再開されたということでした。
ということは、ここから結果を受け取るまでざっくり3ヶ月くらいかかるかなと予想。
ただ、コロナ対応で手続きも遅くなる可能性もあると思い、UDIにどのくらいかかるか問い合わせをしたところ、このような返信が。

「Currently, we only process working holiday applications from applicants already in Norway, or applicants who are exempt from the entry restrictions.

For the time being, it is not possible for those who have been granted a residence permit for working holiday from Japan to enter Norway, and therefore we are prioritizing processing cases where the applicant can travel to Norway now. Unfortunately, we do not know how long the entry restrictions will last. 」


率直に、情報が違う!

Webページに記載されていた情報:入国制限に関わらず、アプリケーションのプロセスを進める
UDIの担当者の情報:入国制限対象外の人のみ、アプリケーションのプロセスを進める

この後も色々連絡を続けたところ、受け付けてくれたUDIの担当者の人曰く、「ビザが下りても、このビザで日本人が入国することはできない。そのため、アプリケーションの手続きを進めない」と言うこと。

ただ、公式に公開されているUDIのWebページでは、入国制限対象に関わらずワーキングホリデーのアプリケーション手続きを進めると記載されていたので、恐らく担当者の人が把握していないのだと予想しました。

結果的に、9月上旬に「You have been granted a residence permit」と言うビザが下りたと言う連絡が届いたので、担当者によって言っていることが違う(ことがある)というのは、あるあるかもしれないです。

そして、連絡から約2週間後に、パスポート原本と一緒にビザが下りたと言う正式な手紙が自宅に届いたことを確認。

ここまでがビザ申請から許可が下りるまでの流れでした。

補足

冒頭にもお話したように、上記はあくまで当時私自身が経験したことです。
日々状況が変わるので、UDIのWebサイト等をこまめに確認されることをおすすめします。

私が把握している限りで、2021年10月時点での情報を補足します。

入国制限

ノルウェーは例外を除き、日本からの入国を認めていません。(ワーキングホリデービザを持っていたとしても)

この「例外」に当てはまる場合、ノルウェーへの入国が許可され、ワーキングホリデーを始められることになります。ちなみに、私も例外としてノルウェーに入国しています。

入国制限対象外の例:
・ノルウェーの市民権、永住権取得者
・家族、パートナー
・学生 など

また、ノルウェーは、EUやシェンゲン協定国以外の第3国からの入国を一部認めています。
感染状況によって国を色分けしているのですが、安全とみなされた第3国は、「紫色」に分類されています。
以前日本は、紫色に入っていましたが、除外されています。

ワーキングホリデーのアプリケーションプロセス

2021年8月〜9月にUDIのWaiting timeページには、ワーキングホリデーのアプリケーションプロセスを再開したとの記述がありましたが、現時点でワーキングホリデーについての言及が一切なくなっています。

これからビザ申請をする方や待っている方は、UDI以外にもGovermentサイトやHelsenorgeなど、複数の公式サイトから状況を確認されることをおすすめします。

以上が今後誰かの参考になったら嬉しいと思い、記録した記事でした。
長々と書きましたが、一読していただきありがとうございました。